クマとラジオの小箱

「結婚10周年で特別なものを」と、お客さまからのご依頼で、手のひらサイズのboxを作らせていただきました。
お話をいただいたのは春のこと。何度もやり取りを重ね、年を越す前にようやくお届けすることが出来ました。

小箱1.JPG

銀製で、大きさは縦約38ミリ、横約60ミリ、高さ約35ミリ。
蓋には、仲良くラジオを聴いているクマを打ち出し技法でレリーフに。

制作するにあたり、ご希望条件だけでなく、たくさんの参考資料を用意していただいたので、そのひとつひとつを形にしていく中で、お話がつながっていくようなワクワクした気持ちで進めることが出来ました。

とは言っても、蝶番部分や構造など、小箱制作にともなう問題点も。やってみないとわからないことも多く、微妙な調整に試行錯誤の繰り返し…何とかクリアです。

小箱2.JPG

蓋を開けると、内蓋があり、透かし模様となっているのでチラリと中を覗いて楽しみます。森の中で遊び、かけまわるリスの図案にし、樹々の中には隠しメッセージも。

お香を入れて楽しみたいということで、さらに仕切り蓋を入れる仕組みに。そのトレー状の仕切り蓋には、どんぐりの文様を入れました。

ご夫婦がいつもラジオを聴かれ、愛着があるということで、箱の底側のデザインはラジオ型に。そして、スピーカー部分の穴からお香も楽しめるようにしました。

小箱3.JPG

幼いころから集めて来られた小箱や宝物箱への思い入れ、開けるときのドキドキする気持ちは、いつまでも忘れずに持ち続けたいものです。そのような想いを、大切な記念のものとしてかたちにさせて頂き、嬉しい限りです。

素敵な想い出がたくさん集まりますように。

   
Date : 2017.12.06 Wednesday
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