2017年のお礼

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よく耳にする言葉ですが、「1年が早いねー」とつい自分でも口にしてしまいます。あっという間すぎて、なにをしてきたんかなぁと、思います。そして、大晦日に振り返りつつ思い浮かべるのは、この1年、お世話になった皆様のお顔やお言葉です。感謝しかありません。お礼申しあげます。

今年の後半は、移転に向けての準備段階に入り、何かとご迷惑お掛けしたことと思います。本当に申し訳ありませんでした。少しずつですが、具体的な進展もあり、だんだん現実味を帯びてきました。環境が変わるということは、本当に身体と精神と両方ともに、たくましさが必要なんだと実感しました。

写真の石は、金沢への帰省途中の安宅の関ちかくの海岸で拾いました。そう、義経と弁慶の勧進帳の舞台となったところです。義経一行を見守り、源平時代からずっと荒波にもまれていたかも、と想像ふくらませます。

来年、私たちもいっそう強い意志を持って進んで行きたいと思います。
では、皆様よいお年を!!

   
Date : 2017.12.31 Sunday
メモ :: - :: -
うさぎさん

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外では静かに雪が降っています。来年の干支は犬だというのに、せっせとうさぎを作っています。
メイプルの木に白塗装の白うさぎさん。おめめは赤いガーネット。茶色いうさぎさんはウォルナットの木です。おめめはブラックダイヤで。ブローチやループタイにする予定です。

近ごろ外を歩くとひょっこり出てくるリスを見かけます。せっせと冬支度でしょうか。でもなかなか野うさぎと出会うことはありません。会ってみたいものです。

家の中では今、ピアノのきれいな曲を好んで聴いていて、ベット・ミドラーの「The Rose」の歌が沁みます。特に”冬の冷たい雪の下、奥深く、眠る種は、太陽の恵みを受け、春に萌える、薔薇なのだと”という歌詞にじんとします。ジャニス・ジョプリンをモデルにした映画「ローズ」で演じ歌われ、沈んだ気持ちに勇気を与えてくれるような歌声が響きます。

まだまだ冬は長いですが、うさぎさんのように春、元気に飛び跳ねられるよう、力を蓄えたいと思います。

  
Date : 2017.12.28 Thursday
メモ :: - :: -
銅版画「獅子」

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イトの原画を銅版画にした第2弾は獅子。今回はドライポイントで。ニードルでぎゅぎゅっと引っかくので、また私が仕上げまで行いました。原画の勢いをそこなわないようにと思うのですが、引っかき加減がまだうまく調節できないところもあり、変なぎこちなさが加味されました。

それにしても刷るという行為は難しく、インクのふき取り加減で微妙なにじみ具合が変わり、摺師という職業が成り立ってきたというのも納得。枚数を安定させるのは至難の技ですね。淡くじわっとにじむくらいが好きです。

獅子となったのは、前回の観音さまとの関連で、文殊菩薩がまたがる動物というところから。来年、小学1年生となるイトに智恵授かるようにと願いを込めて。

  
Date : 2017.12.22 Friday
メモ :: - :: -
銅版画「観音さま」

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たてよこ10×7センチの小さな銅版画です。イトの原画をエッチングで制作しました。ハードグランドのエッチングなのでイトに直接描かせても良いのですが、刷ると左右逆転してしまうので、私が原画をトレースして、引っかき、腐食、刷り、と仕上げました。

いつも扱う金属の使い方とはまた違った面白さ、技法があり、線も鉛筆で描くデッサンやペンとは異なる緊張感は、いいものです。また、刷るという工程を間に挟むことで、ワクワクする楽しみもあり、今後も続けていろいろ試してみたくなりました。

観音さまは、最近、知人と滋賀湖北の観音さまや十一面観音巡りの話題となり、金沢へ帰省する途中の福井小浜あたりも観音さまが多く、観てまわるのもいいなぁと思い、イトに描いてもらいました。
これは、奈良法隆寺の金堂壁画の観音さまがモデルです。

日々、穏やかに過ごせますように、と見守ってくれる存在として飾りたいです。

   
Date : 2017.12.20 Wednesday
メモ :: - :: -
立ち姿の赤ちゃん人形

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以前、ご結婚指環を作らせていただいたご夫婦に男の子が産まれ、赤ちゃん人形も作らせていただきました。メイプルの木を彫刻し、手には真珠の10金baby ringを持っています。目は白蝶貝と銀で、頭は黒漆、袴は朱漆。高さは約10センチ。

朱の袴を履いて立っている姿となったのは、ご夫婦たってのご希望で。
何故かというと、「南無仏太子像」「聖徳太子二歳像」と呼ばれる聖徳太子の立像のような立ち姿にして欲しいと、打ち合わせの時のやり取りで決まりました。

聖徳太子が2歳の春に、東を向いて手を合わせ「南無仏」と唱えたという説話があり、その姿をあらわした像は鎌倉時代以降、数多く作られたようです。幼児ながらも慈悲深く、荘厳な印象を受け、制作しながら、願う気持ち、人々の信仰への想いの貴さを感じるよい機会、勉強となりました。

打ち合わせの時は、もうじき6か月になるというころでした。今はもう立って歩くようになり、まさに太子像のような様子だそうです。日々、みるみる成長していく様子は、たくましく、楽しみです。

お子さんの成長とともに、ご家族を見守る存在となりますように。
そこはかとなく感じる面立ちを囲み、和やかな笑顔で満たされますように。

  
Date : 2017.12.14 Thursday
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クマとラジオの小箱

「結婚10周年で特別なものを」と、お客さまからのご依頼で、手のひらサイズのboxを作らせていただきました。
お話をいただいたのは春のこと。何度もやり取りを重ね、年を越す前にようやくお届けすることが出来ました。

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銀製で、大きさは縦約38ミリ、横約60ミリ、高さ約35ミリ。
蓋には、仲良くラジオを聴いているクマを打ち出し技法でレリーフに。

制作するにあたり、ご希望条件だけでなく、たくさんの参考資料を用意していただいたので、そのひとつひとつを形にしていく中で、お話がつながっていくようなワクワクした気持ちで進めることが出来ました。

とは言っても、蝶番部分や構造など、小箱制作にともなう問題点も。やってみないとわからないことも多く、微妙な調整に試行錯誤の繰り返し…何とかクリアです。

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蓋を開けると、内蓋があり、透かし模様となっているのでチラリと中を覗いて楽しみます。森の中で遊び、かけまわるリスの図案にし、樹々の中には隠しメッセージも。

お香を入れて楽しみたいということで、さらに仕切り蓋を入れる仕組みに。そのトレー状の仕切り蓋には、どんぐりの文様を入れました。

ご夫婦がいつもラジオを聴かれ、愛着があるということで、箱の底側のデザインはラジオ型に。そして、スピーカー部分の穴からお香も楽しめるようにしました。

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幼いころから集めて来られた小箱や宝物箱への思い入れ、開けるときのドキドキする気持ちは、いつまでも忘れずに持ち続けたいものです。そのような想いを、大切な記念のものとしてかたちにさせて頂き、嬉しい限りです。

素敵な想い出がたくさん集まりますように。

   
Date : 2017.12.06 Wednesday
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