ご結婚指環の制作

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2組のご結婚指環の原型が出来あがり、鋳造屋さんに発送。

左の指環はワックスで出来ていて、表面に模様を入れています。
右の指環は銅で出来ていて、型取りして2本に。
両方共にゴールドになるのですが、デザインによって
作り易い方法や材料が高価なためロスが出にくい方法で
制作しています。

特に結婚指環は新たな出発をはじめる想いが詰まったもの。
好みやご要望にピッタリ寄り添え、喜ぶ姿を想像しながら
手と頭を振る動員して向かい合っています。

何十年と先に使い込んだ指環を眺めては、打ち合わせをした時や
結婚を前にしている今の気持ちを思い出すきっかけになれば
嬉しいです。

鋳造から仕上って来るまでちょっと一息入れたいところ。
そのあと細かな仕上げに入り、そしてお渡し。
キンチョーする瞬間です。

   
Date : 2015.05.27 Wednesday
メモ :: - :: -
鷹匠の少女

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モンゴルの鷹匠の少女をテレビのドキュメンタリーで見て
なんだか、いてもたってもいられなくなり制作した真鍮の
ピンブローチ。大きさは約タテ3,7ミリ、ヨコ3,3ミリ。

モンゴルはアルタイ山脈で遊牧生活を営むカザフ族の
4千年の歴史のなかで初めて女の子の鷹匠が誕生した。

岩肌がむき出しの大平原、氷点下40度にもなる極寒のなかでの
狩りは「待つ」ことでもあるので、凍傷などの危険もともなう。
そんな環境の中、代々続く鷹匠の家系で名乗り出た13歳。
モンゴルでも減っていく鷹匠の民の暮らしと大自然に真っ向から
向き合う少女に胸をうたれた。

日本の鷹匠の鷹の5倍の重さとなるモンゴルのイヌワシ。
翼を広げると2メートルにもなるそうだ。
小さなころから世話をしている馬とともに少女にとって大切な
友達だ。

生きること、自然の恵み、動物のいのち。
シンプルな循環のなかで思う家族のこと。
相棒の馬にまたがり、遠くを見つめる眼差しは強く澱みがない。


   
Date : 2015.05.12 Tuesday
商品 :: - :: -
連鋲の指環

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結婚10周年を迎えるご夫婦から、10年の記念にご依頼いただいき
作らせてもらったつぶつぶの指環。
おふたりがつけておられるホワイトゴールドの結婚指環と重ねて
つけるため、幅は細めで素材は18金イエローゴールドにしました。

そして、このつぶつぶしたデザインの素になっているのは
椅子張りに使われている鋲、「連鋲」なんです。
写真の奥にあるのは、見本でいただいた連鋲です。

そう、この指環のご依頼主は椅子張り職人のご夫婦。
椅子や椅子張りが大好きで、おふたりから切っても切れない
存在だからこそ、ともに歩んで来られた10年にピッタリだと思います。

私たちのソファーは友人に頼んで作ってもらったものですが
椅子張りはご夫婦の手によるもの。

指環の打ち合わせの時、ソファーの座り心地やシートを開けて
中身に使用した素材などの確認と余念がない。
職人として、ものに打ち込むひとの姿勢を垣間見る思いでした。
今度、爪の垢を煎じて飲ませてもらおうか。

トントン、トントン・・

おふたりの作業するところで軽快に響く音は、また新たな気持ちを
のせて、いっそう音楽のように小気味よく聞こえるのだろう。
そんなおふたりの節目の時のお手伝いをさせていただき光栄です。


  
Date : 2015.05.09 Saturday
オーダーメイド :: - :: -
5/5

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端午の節句はイトの誕生日でもあるので
初節句の時に張り切って作ったちいさな兜。
あたまにのせてみるとイトも大きくなったもんだと
成長のはやさを実感するものさしのよう。

一年の特別な時にしか出したり、使ったりしないものだが
ハレの日を祝う気持ちも高ぶり、いいもんだなぁと思う。
たまにはこういうものづくりを純粋に没頭したいものだ。

日々の仕事の合間につくるというよりもぐっと集中して仕上げたが
なんだかその時の情景も思い浮かんで懐かしい。
集中力というか熱中力を鍛えるためにもまた何か挑戦したいな。

兜を飾る台座に刻んだ「無事」の言葉。禅語では
「求めなくてもよいことに気づいた安らぎの境地」でもあるという。
まだまだ欲が勝ってしまう我が身には痛くしみる。。

イトの健やかな成長を感謝し、願うのみならず私たちにも
日々、ものづくりと向き合うなかでの純真無垢な姿勢を示すような
道しるべとなる言葉となった。


   
Date : 2015.05.06 Wednesday
メモ :: - :: -
あたごさんだいさん

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町内隣組の代参で愛宕神社の鎮火祭へ。
とはいっても嵯峨愛宕山にある総本山ではなく、京北の愛宕神社へ。

今年の代参がうちに決まったとき、愛宕山に登るんかぁと
ちょっと気合いを入れてかからんとアカンなーと思っていたら
京北にある愛宕神社で安心した。
そりゃそうだ、おじいさんおばあさんが代参のときもあるから
いくらなんでも愛宕山はたいへんだ。

「あたごさんのぼってもらってもよぉ、かまへんで」
「いやいや・・」

というわけで、近くのほうへ。
朝7時頃、ご祈祷してもらって隣組10数件分の「火迺要慎」の
護符と樒をいただいて帰る。
イトはお菓子の詰まった袋をもらって、早起きのご褒美となった。
階段好きでもあるので朝からテンションアップ。

毎月行われていた月参りの愛宕講(あたんこう)も今では
2、3ヶ月に一度になったが、順番に隣組の家に集う。
最初は「アタンコー」って何のことだかさっぱりだったが
問題はいろいろあるものの、なくなってしまうのも寂しい身近な
存在となった。

去年、イトが3歳になるまえの「愛宕の三つ詣り」で愛宕山を登った。
今度は7月31日の夜からのぼる千日詣りに挑戦か。
「お伊勢へ7度、熊野へ3度、愛宕さんへは月参り」
はまだまだ遠いなぁ。


 
Date : 2015.05.04 Monday
メモ :: - :: -
木と月の結婚指環

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ふたつ合わせると象形文字で「木」の文字になる結婚指環。
文字の反対側には三日月型の「月」を入れて。
素材は18金のホワイトゴールドでお月さまは18金イエローゴールド。

手を使うお仕事をされているおふたり。
それぞれ作るものは違うけれど、その根本をなるものはお互いを支え
しっかりとして揺るぎない。
そんなおふたりが歩み始めた土地の名前やご主人の工房の名前から
選んだ「木」と「月」の言葉に、新たな暮らしを始める決意を感じます。

打ち合わせでお会いして、大まかなイメージは決まったけれど
最後のツメが定まらないまま、お互いの宿題に。
その後メールのやり取りをしてシンプルながらも想いの詰まった
指環に仕上りました。

打ち合わせの中で、うまく伝えたり意思疎通ができればよいのですが
いやはや、そのへんが得意ではない性分なので、今回の宿題となって
文字にしてのやり取りは、けっこう深く相手の想いを知ることができ
かえって良かったと思いました。

ふたつ合わせた「木」の文字は、ひとつだけだと「草」の象形文字に。
または根であったり、幹や枝であったり。
周りの多くの人たちの環も大切に思うおふたりだからこそ思い描くのは
大きな大きな樹なんだと思う。

そんな樹の下で片寄せて眺めるお月さまは
澄み切った空に美しく輝くことだろう。


   
Date : 2015.05.01 Friday
オーダーメイド :: - :: -